日々の生活を送る上で欠かすことのできない「水」。

料理や手洗い時にはもちろん、洗顔や入浴時にも当たり前のように使用しています。

 

日本では水道をひとひねりすれば、キレイで安全な水が出てくるということが常識ですが、肌や髪のことを本気で考えるのならば、その安全性について考えることが大切です。

今回は、美容のために考えておきたい「水道水」の安全性についてご紹介いたします。

 

 

<日本の水道水の安全性は? 世界から見る日本の水事情>

 

人々が生活する上で水は欠かせないものですが、世界規模で見てみると水道水が安全に飲めると言われているのは、日本を含め15か国しかないと言われています。

その他の国では、飲料水用にミネラルウォーターを購入するのが一般的で、料理や歯磨きなどでもミネラルウォーターを使うこともあるのです。

 

このような世界の水事情を見ていると、日本の水道水は安全性が高いことが分かりますが、実は日本の水も100%安全であると言い切れるわけではありません。

日本では、水の安全性を守るために「塩素」が使われていて、これが体に害を及ぼすことがあると考えられています。

塩素には殺菌消毒の働きがあり、これによってきれいな水を供給することができるのですが、一方で髪や肌などのタンパク質までも破壊してしまう可能性があるのです。

蛇口から出る水を、そのままの状態で使用することに大きな危険があるわけではありませんが、より体や美容のことを考えるのなら水との付き合い方を考えてみるのも大切です。

 

 

<水道水に含まれる「塩素」による肌や髪へのダメージとは?>

 

水を安全に使用するためには塩素による処理が欠かせませんが、水道水に含まれている塩素は肌や髪にダメージを与えることがあります。

 

そのため、洗顔などで塩素を含む水道水を使用した場合、肌のバリア層に影響して肌の乾燥を招く場合があるのです。

また、先述している通り、塩素にはタンパク質を破壊するという働きがあるため、主にタンパク質でできている髪に塩素を含む水道水を使用すると、 傷みなどのダメージにつながることもあります。

 

シャンプーやトリートメントを流すときには水道水の使用が必須ですが、髪をキレイに保つためのヘアケアに使用する水が髪のダメージの原因になることがあると言われています。

 

髪は濡れたらすぐに乾かすことが大切ですし、水道水を半日程度外気に触れさせて”カルキ抜きさせたお水で

洗顔するのがベストだといいう声もあります。