背中がヒリヒリして鏡を見たら背中ニキビが!
慌てて擦りタオルでゴシゴシとしっかり洗っていませんか?
ニキビは皮脂や汚れで詰まった毛穴に、アクネ菌やマラセチア菌、黄色ブドウ球菌など、もともと皮膚上に存在する菌が入り込んでできるものです。顔はもちろん、体に出るブツブツも、一般的にはニキビと認識されています。
ただ、顔ニキビの主な原因はアクネ菌ですが、体ニキビはマラセチア菌が引き起こしていることがほとんど。その場合の吹出物は「マラセチア毛包炎」と呼ばれ、皮膚科での治療が必要になります。
両者の症状はよく似ており、専門家でもパッと見では判断に迷うほど。さらに、ニキビとマラセチア毛包炎が入り混じっているケースもあるので複雑です。
市販のニキビ薬はアクネ菌に対処するものなので、市販薬を使っても治らない場合、マラセチア毛包炎が疑われます。また、他の疾患の可能性もあるので、早めに皮膚科を受診してください。
ゴシゴシ擦るのはNG!
角質が落ち、逆にニキビの原因となる可能性があります。背中は皮脂腺が多いため皮脂をしっかりと落とせる洗浄力の高い石鹸やボディーソープで優しく洗いましょう。しっかり洗い流し、毛穴を詰まらせないようにすることが大切です。シャンプーやトリートメントが背中につきやすいので体は髪の後に洗うのがオススメです。