肌トラブルを改善して美しい肌をキープするためには、古い角質を除去するピーリングが効果的です。
しかし、間違った方法でのピーリングや過剰なピーリングは肌にダメージを与えてしまうため注意しなければなりません。
今回は、肌にダメージを与えすぎず、効率的に角質を落とすことができると話題の「乳液ピーリング」についてご紹介します。
<ピーリングの効果とは>
丁寧なスキンケアをしていても、なかなかキレイにならない毛穴の黒ずみやゴワつき。
肌は本来、定期的に生まれ変わることで健康を保つ仕組みになっています(ターンオーバー)。
しかし、紫外線や乾燥といった肌トラブル、ホルモンバランスの乱れや加齢など、さまざまな要因によってターンオーバーのサイクルは乱れてしまうのです。
ピーリングには、ターンーバーが滞ることで肌に残ってしまった古い角質を取り除く効果があります。
毛穴づまりや皮脂づまりといった肌トラブルを予防するのに効果的なピーリングですが、少なからず肌に負担がかかってしまうため、やり過ぎは禁物。バリア機能を奪い、乾燥肌や敏感肌を悪化させてしまう可能性があるのです。
しかし、古くなった角質を放っておけば、肌はどんどんゴワゴワに……。
そこでオススメの方法が、肌への負担の少ない、乳液を使ったピーリングなのです。
<乳液ピーリングの方法>
まずは、クレンジングや洗顔の後に蒸しタオルで顔を覆い、顔全体をしっかりと温めましょう。
頬やおでこに冷えを感じなくなるまで、タオルを温め直しながらじっくりと温めるのがポイントです。
肌がホカホカと温まるバスタイムに行うのも良いですね。
肌を温めて毛穴を充分に開いたら、普段スキンケアに使っている乳液をたっぷりと顔全体に広げます。
乳液を広げたら、肌の気になる部分や乾燥しやすい部分を中心に、指の腹を使って優しくマッサージしていきましょう。
マッサージ後は、タオルやコットンを使って乳液を優しく拭き取ればOKです。
たったこれだけで毛穴の汚れや余分な角質がスッキリと取れ、キレイな肌を手に入れることができますよ。
<乳液でピーリングができるのはなぜ?>
油分を多く含む乳液は、同じように油分で形成された毛穴の汚れと馴染みやすいため、毛穴に詰まった汚れまでスッキリと引き出すことができます。
スキンケアに使うものなので肌への刺激も少なく、保湿効果もあるため安心です。
さらに、汚れの落ちた毛穴に乳液がじっくりと染み込むことで、角質が柔らかくモチモチになるといった嬉しい効果もあるんですよ。
乳液ピーリングのための乳液は、高いものでなくてもOK。ドラッグストアなどで安価で手に入るものを、たっぷりと使うのがコツです。
乳液ピーリングの後は、保湿クリームなどで肌を整えるスキンケアも忘れずに行いましょう。
肌に優しく、簡単に行える乳液ピーリングを、ぜひ試してみてくださいね。