空気が乾燥する冬は、静電気が発生しやすい季節です。

「冬だから静電気が起きても仕方がない」と気にせず放置していると、肌に意外なダメージを与えてしまいます。

 

実は怖い静電気の悪影響を知り、的確な方法で発生を防いでいきましょう。

 

 

<静電気が肌にもたらす影響とは>

冬場に起こるピリッとした静電気は、肌に以下のような悪影響を与えてしまいます。

 

肌の角質層を傷つける≫

静電気の刺激は、実は肌の角質層を傷つけています。

肌のバリア機能を破壊して、赤みや肌荒れが起こりやすい肌にしてしまうのです。

また、たとえ小さなダメージでも、そこから細菌が侵入して炎症を起こしてしまう危険があります。

 

ダニやホコリを肌に吸い寄せる≫

静電気が発生している場所には、ダニやホコリなどのハウスダストが吸い付きやすくなります。

肌の上で静電気が起これば、ハウスダストが原因となってニキビやアレルギーなどを引き起こしてしまう可能性もあるのです。

 

 

 

<冬の静電気対策方法>

 

静電気が肌に与える刺激を防ぐためには、日頃から意識して静電気を防いであげなければなりません。

静電気を防ぐために心がけたいポイントは以下の通りです。

 

肌の水分量をアップさせる≫

空気が乾燥していると静電気が起きやすくなりますが、肌にも同じことが言えます。

実は、肌が乾燥していると静電気の発生率が高くなり、その分、ダメージも受けやすくなってしまうのです。

スキンケアの際は化粧水でしっかりと水分を与えてからクリームを塗り、潤いのベールで肌を守ってあげましょう。

 

加湿器をつける≫

加湿器をつけて空気の乾燥を防ぐことで、静電気が発生しにくい状態にすることができます。

肌の乾燥対策にもなるので、長時間過ごす寝室やリビングには加湿器を設置しておきましょう。

 

静電気が起きにくい衣類を身につける≫

綿やシルクなどの天然繊維は帯電しにくく、静電気を発生しにくい素材です。

冬の間は、なるべく天然素材の衣服を身につけるよう心がけましょう。

 

ただし、冬に出番が増えるウール(羊毛)素材は帯電しやすいため要注意。

特に、ポリエステルやアクリルといった化学繊維との組み合わせの相性は最悪です。

ウールセーターを着る時は、ポリエステルやアクリルのインナーと重ね着しないようにしましょう。

 

バランスの良い食生活を送る≫

ジャンクフードやスナック菓子を食べ過ぎていると血液が酸性に傾き、静電気を起こしやすい体質になってしまいます。

アルカリ性である野菜や果物、海藻などをバランス良く食べ、身体の内側から静電気を予防することが大切です。

 

いかがでしたか?

静電気が肌に与える悪影響と、予防のためのポイントをご紹介いたしました。

ストレスや体調不良なども、血液を酸性に傾ける原因になります。

できるだけストレスを避け、睡眠をしっかりとって疲れを溜めないように心がけましょう。

 

また、ブレスレットやキーホルダーなどの静電気防止グッズを活用するのもお勧めです。

 

ライフスタイルを見直し、静電気による肌への悪影響を食い止めましょう。