冬はイベントや飲み会が多い季節。胃腸の調子もだんだん低下していませんか?胃腸が弱ったままにしておくと、どんどん太りやすい体質になってしまうかもしれません。お腹の環境を整えて太りにくいカラダをつくり、誘惑が多い冬を乗り越えましょう。

 

便秘がちだったり、お腹を下しやすかったり、胃もたれをおこしやすかったりするのは、胃腸が弱っているサインです。消化器官である胃腸の働きが弱くなると、老廃物が排出されにくくなって体内に残り、むくみや肌荒れにつながったりします。また、血流が悪くなって冷えやすくなり、基礎代謝の低下にもつながって太りやすくなるので要注意。
「食べる→吸収する→燃焼する→排泄する」という流れが体内でスムーズに行われるよう、胃腸を元気な状態にすることが、体型のキープにもつながります。

1.冷たいものを控える

食べ過ぎたのでカロリーを減らそうと、水やフルーツ、サラダのような生ものや冷たいものばかり摂取していると、胃腸が冷えて血液の流れが悪くなります。冷たいものを摂り過ぎると体温調整に関わる自律神経が乱れ、疲れやだるさを感じることも。体力が低下して十分な運動を行うことできなくなったら、ますます太るという悪循環に陥ってしまいます。

 

2.飲み物を白湯(さゆ)に

白湯とはお湯のことで、水を沸騰させてから50℃程度までぬるめに冷ましたものをいいます。一度沸騰させているので、口当たりが柔らかくなっていて飲みやすいのも特徴。白湯を飲むことで内蔵が温まり血流を促進してくれます。内臓の温度が1℃上がると免役力が約30%上昇し、基礎代謝も約10~12%上がると言われているので、脂肪が燃焼されやすくなる効果が期待できます。白湯は起きたてと食事ごとに1杯、自然に冷ましながらゆっくり飲むようにしましょう。

3.胃腸をいたわる食事

胃腸の負担を減らすために、食事の量も減らしましょう。「プチ断食」などの方法もありますが、十分な知識なくいきなり実践するのは危険です。
お粥や煮込みうどん、湯豆腐、鶏肉、茶碗蒸し、スープなど、素早く消化できるメニューがおすすめ。野菜なら大根やキャベツ、カブ、長芋など、果物ならバナナやりんごが、消化がよく胃腸にやさしいです。
「太ってきたかも!?」と感じたら、まずは食べ方をコントロールして、意識的に胃腸を休ませてみてください。

 

不調に気づいたときにすぐに実践できることをピックアップしました。
日々の心がけで少しずつカラダは変わっていくはず。
ダイエットが苦手な人も、胃腸をケアしつつ痩せ体質を目指しましょう。