冷え性と聞くと、手先や足などの体の冷えを真っ先に思い浮かべますよね。
しかし、冷え性は体だけに起こるものではありません。
実は、鼻や頬などの顔のパーツも冷えやすく、「顔冷え」や「冷え顔」と呼ばれているのです。
意外と多くの方が悩んでいる顔冷えには一体どんな影響があるのか、顔冷えの原因や対策方法とあわせて学んでいきましょう。
<「顔冷え」が起きる原因とは?>
・首や肩の凝り
首や肩がこっていると顔への血液循環が悪くなり、顔冷えが起きる原因になります。
デスクワークをしている方や長時間スマホを操作する方は、肩こりなどが起きやすいため、顔が冷えるリスクも高いと言えるでしょう。
・顔の運動不足、筋肉不足
筋肉は血流を促すポンプのような役割をしています。
そのため、顔の筋肉を動かさないでいると筋肉量が減って血液のめぐりが悪くなり、結果的に顔冷えを招いてしまいます。
・外気やエアコンによる冷え
体は衣類で覆うことができますが、顔は常に外気にさらされています。
冬は冷たい外気によって、そして夏はエアコンの風によって顔冷えが発生しやすいのです。
顔冷えによる影響
顔が冷えると栄養や酸素を運ぶ血流が滞るため、以下のような症状を招いてしまいます。
・乾燥
・シミ
・くすみ
・むくみ
・クマ
・シワ
・たるみ
注目すべきなのは、肌トラブルだけでなくシワやたるみなどの老化をも引き起こしてしまうこと。
くすみやクマも目立つようになるため、顔冷えは老け顔を招く大きな要因となってしまうのです。
<老け顔も防ぐ! 顔冷えの対策方法>
・温かい手でスキンケアをする
化粧品を肌につけるときは、温かい手のひらでゆっくりと優しくハンドプレスをしましょう。
温かい手でスキンケアを行うことで化粧品の馴染みが良くなり、乾燥や肌荒れの予防にもつながります。
手が冷たい場合は、お湯や蒸しタオルで手を温めるのがポイントです。
・表情筋を動かす
表情筋を動かすと血行が良くなるため、顔冷えの解消に効果的です。
顔全体をギューっとすぼめてからパッと開いたり、舌を大きく出しながらあっかんべーをして、表情筋を刺激しましょう。
このような表情筋のエクササイズをこまめに続けることで筋力がつき、冷えにくい顔へと導くことができます。
・顔の周りをマッサージする
「顔が冷えているな」と感じたときは、血液のめぐりをよくするためにも、耳や首、頭皮などをマッサージしましょう。
とくに耳のマッサージは、仕事中などでも簡単に取り入れることができます。
耳を指で挟んだり揉んだりするだけで血行が良くなり、顔色もパッと明るくなりますよ。
・洗顔にはぬるま湯や蒸しタオルを使う
夏場は冷たい水での洗顔が心地よく感じるものですが、冷たい水で顔を洗うとますます血行が悪くなってしまいます。
とはいえ、熱すぎるお湯を使ってしまうと肌の乾燥を招くため、人肌程度のぬるま湯を使いましょう。
洗顔前に蒸しタオルを使って顔を温めてから洗顔をするのもおすすめです。